【第1回】固定費の見直し(支出管理の基本、節約、電気代、携帯代、保険)

マネーリテラシー戦術

マネーリテラシー戦術の範囲でいうとここの部分になります。

すべてのマネーリテラシーをレベルアップする事により、金融資産がたまる事は間違いないでしょう。その他のマネーリテラシーを学びたい方は以下参照してみてください。

はじめに

支出管理の基本として、まず挙げられるのは固定費の見直しが一番です。
そこで第1回から固定費の削減をテーマにして考え方、削減可能な部分を解説してみたいと思います。

次の講座は以下をご参照ください。

この記事のポイント
  • 固定費は無意識に節約できる → 楽
  • 固定費を見直したシミュレーション → 年金2000年問題も解決
  • 固定費の見直しの具体例 → 具体的に何をするのか?

なぜ支出管理が大事なのか?

なぜ、支出管理が大事なのかと言うと一言で言うと以下になります。

金持ちになりたいから

支出管理の大事さがわかる例をみたい人 ↓ ↓ ↓

クリックして見る

宝くじに当たった男
宝くじが10億当たった人がいるとしましょう、この人は家を買い、車を買い、旅行にいき、贅沢三昧の限りを尽くして3年で全て使い切ってしまいました。
しかし、贅沢が忘れられずに消費者金融でお金を借りて更に贅沢をしてしまい、最終的には破産するまでになってしまいました。

どうでしょうか、現実味のある話しでしょうか、それとも妄想でしょうか。
実は高額宝くじに当たった人の7割が破産をしているとのデータがありますのであながち作り話でも無いのです。

ここから学べる事としては、お金の使い方を知らないと、お金持ちにはなれない(維持出来ない)と言う事です。

そこで必要になる知識が、お金のガード(支出管理)になります。

固定費とは?

今回は支出管理の中でも最も効果が大きいと思っている固定費の削減の話しになります、ぜひお付き合いいただければと思います。

マネコ
マネコ

支出の中で大きな割合を占めている固定費の削減について、今回のテーマとして扱いたいと思います。

固定費とは?

まずは、固定費の言葉の定義からいきたいと思います、それには以下の画像を見ていただければよく分かると思うのでご紹介致します。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2055

費用の性質としては、何もしなくても掛かり続けるお金の事を指します。
代表的な物と言うと、住居費(家賃)、光熱費、通信費(携帯、ネット)、保険代などが多くの人に関係ある部分なのかなと思います。

対象的な費用としては、変動費が挙げられます。
変動費には、食費、日用品、交際費、美容費や被服費、レジャー費、趣味娯楽費など含まれており、やりくりによっては上手く費用が抑えられる物となります。

固定費見直しが必要な理由

家賃を下げると駅から遠くなったり、部屋が狭くなったりしていやだな。

通信費(携帯、ネット)を抑えてネットする時にストレスが貯まるのはちょっと。。。

と、思われる方もいらっしゃるかもしれません。
なぜ固定費をなぜ抑えないといけないのかを解説したいと思います。

金持ちになりたいから

金持ちになりたい」 大事なので何回でも言いたいキーワードですね 。

お金をためる基本はめちゃくちゃ大事なんです、人生100年時代と言われてしばらくたちます、この人生の20歳~100歳の約80年間常にお金の問題が付きまとう人生なんて嫌じゃないですか、そこでお金の知識を勉強するわけです。

以下にお金の方程式を載せますので、ぜひ覚えてください!

お金持ちになる方程式を見る

お金持ちになる方程式
すごく簡単です、皆さんが普段使っている算数(+、-、 ×)を使うだけで、この方程式は成り立っています。普段からこれを実践していれば自然とお金は貯まりますし、将来への金銭的な不安が解消され人生がハッピーに感じられます。

・収入を増やす(+) 難易度:中
・支出を下げる(ー) 難易度:低
・運用で稼ぐ(×)  難易度:高

https://allabout.co.jp/gm/gc/474235/

固定費は無意識に節約できる

固定費は、何もしなくても日々掛かり続けるお金の性質となります。そのため、固定費が高いと収入があっても貯蓄として残るお金が少なくなり、貯蓄がしにくくなります。

また、固定費を削減した場合、何もしなくても(無意識に)節約効果が出てくるのでオススメの支出削減項目になります。

変動費節約よりもストレスがかからない

変動費(食費・交際費)については、節約すればすぐに結果がでる物になりますが、食費・ 交際費 を抑えたらストレスが貯まりますよね?しかも、長期的に抑えるとなるとそれだけ長くストレスを貯める事になるかもしれません、しかも反動で逆にお金を使ってしまうこともあります。
変動費については以下で説明しているのでぜひご参照ください。

固定費見直しの効果

それでは次に固定費を節約するとどれだけの節約効果があるのかシミュレーションしてたしかめてみます。

見直しシミュレーション

例として以下節約した場合の効果を見てみましょう。

  • 家賃を月1万安くした場合、
     1年:12万   10年:120万  30年:360万
  • 携帯代を月5000円安くした場合、
     1年:6万    10年:60万   30年:180万
  • 保険を2万から1万にして、月1万安くした場合、
     1年:12万   10年:120万  30年:360万
  • 車を所有からカーシェアにして、月2万節約した場合、
     1年:24万   10年:240万  30年:720万

上記の4つを実施した場合、30年で計1620万もの金額が節約できたことになります。
※ 固定費にはこの4つ以外もあるので、全て節約できればかなりの金額になる事は想像つきますね。

年金2000万問題も解決?

最近年金2000万足りなくなる問題がありましたよね、これは豊かな老後を過ごすためには年金+貯蓄2000万が必要になるとのレポートが金融庁から出されたことにより話題になったニュースにります。

上記の節約金額を当てはめてみると、30年で1620万の節約になるので、年金2000万問題もほぼほぼ解決した事になります。

さらに投資していれば・・・

約30年間もの節約したお金を銀行口座に眠らせておくのは勿体無いので、これを投資した場合にどうなるでしょうか、簡単にシミュレーションしてみました。

年54万を30年間、積立投資(年利3%)をした場合

 

どうでしょうか、固定費の削減をするだけでここまで効果が現れるのがわかったでしょうか?実際にはここまで大きく効果が会わられないかもしれませんが試して見る価値はあると思います。

次の章からは、実際に固定費の削減効果が可能な物を色々を取り上げてみたいと思いますのでぜひ試してみてください。

 

固定費見直しの具体例

固定費見直しについては書籍で勉強するのもオススメしております。

住居費

住居費に関してはなかなかできる事は無いですが、以下検討してみてください。

  • 賃貸
    • 家賃を周りと比較して交渉する。
    • 安いところに引っ越す。
    • 支払いをカードにする(ポイントを貯める)
    • 都心から離れた場所にすむ
      ( 交通費が支給、家賃が支給されない会社だと、都心から離れた方がコストが下げられる)
    • 火災保険を安いプランに切り替える
  • マイホーム
    • 安いローンに借り換えを行う
    • 住宅ローン控除を使う
    • 賃貸にして貸し出して、自分は安い場所に住む

携帯代・ネット

携帯代であれば、大手3キャリアから格安SIMにする、また新規参入の楽天経済圏であれば楽天モバイルにする。(楽天も大手キャリア入り)

携帯料金の場合、

ネットの場合、

  • 携帯と同じ会社で申し込む(セット割引を使う)
  • 安いプロバイダを探す
    • NTT+プロバイダの料金を別で取られる場合は高くなりがち
    • 光セット(NTT+プロバイダの支払いが一緒)だと安い場合が多い
  • 支払いをカードにする(ポイントを貯める)

光熱費

電気、ガス、水道がそれぞれ対象になるかと思います。電気以外は出来ることがありまり無い印象ですね、基本的には無駄に使わない事を心掛けるといいでしょう。

電気の場合、

  • 無駄に使わない
  • 別の電力会社に変更する
    • 例えば、
      • 東京ガスであれば、ガス+電気のセット割りがあります
      • 楽天経済圏にいる人であれば、楽天エネルギーだと楽天ポイントが貯まります。

ガスの場合、

  • 無駄に使わない
  • プロパンガス(LPガス)を都市ガスへ切り替えてみよう
  • 別のプロパンガス会社に切り替える

水道の場合、

  • 無駄に使わない

車は本当に金食い虫だと思わされる1つだと思います、車を維持するためには14種類(税金・維持費)もの費用が掛かります、そのためそもそも車を持たない事が節約として大事になります。

  • 車を売る、カーシェアにする
  • 駐車場を安い場所に変える
  • ガソリン代、保険、車検等の費用を安い物にする

保険

保険については、人生安心をキーワードに売りまくっていますね。
結論から言うと、日本ではほとんどの保険は不要です。しかしこのように自分で選んで入れる任意保険って結構な人が加入していますよね。

病気・怪我になったら大変
 → 国民健康保険でほとんど費用はかかりません。

ガンになっても
 → おおむね60万~70万円程度の治療費、自己負担はこの3割
 → 高額療養費制度があり、1か月の治療費は14万以下

日本って医療制度がかなり安心なつくりになっていて、こんな状況です。これでも毎月1万もする医療保険などに入る必要ありますでしょうか?

実は、人生には必要な保険は 3種類 だけです。

  • 掛け捨て生命保険
  • 火災保険
  • 自動車保険(車両保険は不要)

貯蓄性のある保険、外貨建ての保険などの投資性にあるものにメリットを感じる人がいるかと思いますが、はっきり言うと投資したいなら自分で投資した方が効率がいいです。

理由としては、

外貨の保険、貯蓄性の保険って裏で資産運用しているが、これがほとんど国債を買うのに使われています。それであれば自分で国債を買ったほうがお得ですよね、保険会社の手数料+販売会社の手数料を無駄に払っていると考えるのが正しいのかなと思います。

保険会社、販売会社の規模・人件費・経費を考えるとこの規模の物を維持するために自分のお金がさかれていると思うと、なかなか苦みを感じますね。

その他固定費

教育費

教育費はケチってはいけないと私は思いますが、私でも無駄と感じる物は結構ありますので参考にしてもらえればと思います。

  • 親のエゴで行かせている塾・習い事
    • 子供のやりたい事を尊重する
  • 学力が低い私立学校
    • 中、高、大すべて

月額会員費

最近は、サブスクリプション(定期購入)のサービスが増えてきましたね。
この形態の商売は、使う人が得をして、使わない人が損をするそんな仕組みです。なので、使っていない月額会員費がある場合には見直しをしてみましょう。

  • ネットサービス(動画、通販)
    • Amazon Prime
    • Hulu
    • Netflix
    • Youtube
    • ニコニコ
  • ジム代

冠婚葬祭費

ここの費用についてはなかなか節約するのは難しいと思います。

自分が上げる結婚式、葬式などについては、節約を心掛けてもよいのかんと思います。
理由については以降の章で説明していますんでぜひご参照ください。

お金の考え方

お金は限りある資源

「お金は限りある資源」を見る

生涯賃金を言う言葉があります、一般的なサラリーマンが生涯に稼ぐ事ができるお金の総額になります。例えばこのお金が3憶だとしたら、今あなたが使ったお金は、将来自分が使えるお金が無くなったと考えられます。

自分の未来を考えてお金を使うのを我慢するのは、実感がわかないので途中で投げ出してしまったりしまいますが、将来の不安は自分でしか解決できないのでぜひ真剣に考えて貯蓄・投資に志向を向けて楽しんでもらえれば何よりです。

なんでも下げる必要は無い

「なんでも下げる必要はない」を見る

なんでも節約をすればいいわけではないです、以下のようなのは悪い例ですね。

  • 食費は安いので”もやし”
    → 栄養足りないしストレスがかかる(自分の続けられる範囲でやる事)
  • 寒いけど暖房代をケチろう
    → 数千円の節約(我慢してもコスパ悪くない?)
  • 昼食は一人でお弁当を食べよう
    → 1万の節約(職場の人とごはん行って仕事が上手くいくなら行ったほうがいい)

節約と言うのは、自分が気にしない範囲(ストレスがたまらない範囲)で行うことを指します。
ストレスがたまると、絶対に長続きしないので気を付けましょう。

ポイントとしては

  • 長続きするところを下げよう
    → 固定費は無意識な部分なので下げやすい
  • 自分とって無駄なものを下げよう
    → 動画サイトの年会費、使っていないジム代など
  • 本当に無駄かどうかを再考する
    → お金の面だけでなく、人間関係・健康・時間も加味して考える
  • お金持ちも固定費に敏感
    → お金持ちと同じ考え方を持ちましょう

価格ではなく価値で考える

「価格ではなく価値で考える」を見る

2,000円の物が1,000円で売っていたら安いと感じますよね。
しかし、本当に考えなくてはいけないのは、その物に1,000円の価値があるかどうかで判断しないといけません。

この、価格、価値の区別がつかないと普段のお金の使い方で損する事になります。

  • 価格:お店が売りたい値段
  • 価値:自分が物に対して感じている値段

よくあるのは、セールだからと言って大量に物を買ってしまう人がいますよね。
2,000円の服を500円で洋服を買って来た場合に、一般人の人は1500円お得になったと喜びますが、着なければ500円を無駄にするのと同じになります。

金持ち思考だと、本当に500円の価値があるのか?そもそも着るのか?から思考が始まるので2,000円と言う価格に騙されないのです。価格ではなく価値で考えるこの考え方は人生を豊かにするのに重要な要素ですのでぜひ身に着けましょう。

物は時間で買っている

「物は時間で買っている」を見る

時間と金の関係ってよく話題として挙がってきますよね。

例として話すとわかりやすいのでいくつか実体験を書かせていただきます

ロボット掃除機を導入
 → ボタンをピッとすれば外出できるようになった
 → 床に物を置かなくなったのできれいになる
 → 掃除をするという時間が節約

乾燥機付きの洗濯機の導入
 → ボタンをピッとすれば外出できるようになった
 → 天気を気にしなくてもよくなった
 → 時間拘束がなくなった(1時間)

以下の例はとてもわかりやすい例ですね、自分の時間を大切にしたい人がいれば同じように掃除機・洗濯機の導入をお勧めしたいです。

ここで重要な考えは、以下の3点なのかなと思います。
忙しい現代社会人にとっては沢山の物事を処理するのに必要な考え方なのかなと思います。

  • 時間を節約できる物
  • 時間拘束を無くす物
  • 心配事を減らす

常識を疑いましょう

「常識を疑いましょう」を見る

自分の価値観、常識はどうやって作られた物か知っていますでしょうか?

親からの教育、テレビの情報、知り合いが言っていたから、一般的にはみんなこう言っている。

上記の考え方をする人はすべからく、他人の意見を自分の常識だと考えている人です。その常識は本当に必要なのか?意味がある事なのかをもう一度自分の頭で考えることが大事です。

例えば

  • マイホームは夢、幸せな家族の象徴。
    → マイホームが無くても家族は一緒に入れれば幸せです。
  • 車で家族旅行が夢。
    → 所有している車じゃなくても夢はかないます。
  • 結婚式は人生に一度だけ、絶対にやりたい。
    → 1日のために数百万かけても幸せにはならない。

夢の無い話、冷たいと思う人がいるかもしれません、しかしお金は使いたいときに無いと不幸になります。家族を不幸にしたくない人は今一度自分の価値観を見直してみてはいかがでしょうか。
不幸を防げる物(不意の病気・怪我、行きたい学校への学費、親の介護費、お金のことで喧嘩する)

大切なものを失う前に、他人の価値観で考えるのではなく、自分の価値観を持つこと、他人の価値観を見つめる事を大事にする人になれる努力をしていきたいものですね。

まとめ

  1. 支出を下げて、収入を上げて、投資に回す
    これは一番最速でお金持ちになるルート
  2. 固定費見直しは、長期で考えると効果絶大
  3. 固定費は、無意識的に節約工ができるので絶対にお勧め
  4. なんでも下げる必要はない
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